19990811173409新米ゲームマスター
交渉技能ってどう扱えばいいのでしょうか?
99年08月11日17時34分
19990811173409新米ゲームマスター
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交渉技能ってどう扱えばいいのでしょうか?
<p>TRPGをやっていて、交渉の扱いかたについて苦慮します。<br />スキル等で設定されてないシステムだといいのですが、スキルとして交渉が設定してあるシステムだと困ってしまいます。<br />戦闘技能や製作技能等はまだ判定だけで、規定できるのですが、交渉の場合、スキルのみで判定させると「味気ない」とか「ロールによる修正を加味しろ」などとプレイヤーに言われることも有ります。すごい場合だと「交渉なんてロールプレイ決めるのだ、スキル判定なんて無意味だ」と言われた事も有ります(そのような人のPCデータを見てみると大抵「交渉」のスキルは取っていません)。<br />交渉をロールプレイによってきめるのって、プレイヤーの交渉能力であって、PCの交渉能力では無いように思えます。故にそれって何か可笑しいようにも思えます。また、交渉がスキルとして規定されていてそのスキルを取っていないなら、取っていない様にロールプレイするのが本当ではないかとも思います。<br />実際はどのようにしたらいいのでしょうか?</p>
新米ゲームマスター
99年08月11日17時34分
19990811200832ラウール
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ゲームとしての交渉の判定
<p> 私の場合,重要な交渉の判定のときには,だいたい次のような要素を判定に反映させます。<p>■交渉の内容:持ち出した交渉が,どれだけ相手にメリットがあるかによって修正をつけます。一方的に「何かしてくれ」というのはまあムシのいい話で,厳しいペナルティをつけます。<p>■キャラクタの能力:システムで「交渉」「説得」といった技能が規定されていればそれを使いますし,なければ「知性」あたりを使います。<p>■交渉相手に対するコネ:相手が親しい相手であればプラス,相手と仲が悪ければマイナスの修正をつけます。直接交渉相手とコネや面識のない場合でも,しかるべき人物の紹介状を手に入れていたり,口添えがあった場合にはボーナスをつけます。<p>■相手についての情報:知っている相手と交渉する場合と知らない相手と交渉する場合とでは,かなり勝手が違うものです。<br />気さくな人柄なのか礼儀にうるさいのか,単刀直入な話し方を好むのか順を追った筋道だった話を好むのか,賄賂は通じるのか通じないのか,相手に提示する条件としてはどのようなものが適当か,といった判断をする際,相手に関する情報のあるなしで難易度にかなりの差が出てきます。<br />実際に修正を決める場合は,下調べにどれだけの時間を費やしたかで判断するというのがひとつの手です。<br />たとえば,<br />・まったく調べない:-2<br />・下働きの男にちょっと聞いただけ:0<br />・1日かけてあちこちで評判を聞いて回った:+1<br />・1週間をかけて入念な調査を行った:+2といった具合です。<p>■誰が交渉役か:一般には交渉能力の高いものが交渉を行うと良いわけですが,たとえばそれが魔術師だとしたばあい,「相手が魔術師嫌い」のばあいにはちとまずいことになります。反対に「相手が信心深い」ばあいには,僧侶が交渉役を行うと話はうまくいく可能性が高くなります。</p>
ラウール
99年08月11日20時08分
19990811211047でぶ猫
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それはRPGではありません
<p>断言します。そのプレイヤーたちが誤っているのです。彼らをそのままにしておけば、果ては戦闘の勝敗までが演技によって決定されるようになるでしょう。<br />だいたい、「スキルのみで判定させると味気ない」とほざくこと自体、ロールプレイの貧弱さの露呈に他なりません。判定の結果に見合ったロールプレイをできないからそんなことをいうのです。断固これに屈してはいけません。どうしてもゆうことを聞かないのなら、もうそんな人たちとゲームするのをやめるか、いっそ交渉なぞいっさいないセッションをすべきです。<br />次善の手として、好きなだけ演技させて最後にダイス判定を行い、にっこり笑って「いやあ、熱演にボーナスつけたんだけど、ダメだったね(もちろんウソ)」といいぬける手もあります。<br />いずれにしろ、あなたはすべてのゲームマスターが一度は直面する試練にさらされています。こればかりは、マニュアル的に「こうする」といった手順はありません。ケースバイケースでプレイヤーのわがままを時にはぴしゃりと押さえつけ、時には柳に風と受け流す見切りとしたたかさを身につけていくしかありません。そして忘れてはならないことは、公正さとあらゆる強要に屈しない(人間関係の破綻をにおわせる強要が一番タチが悪いです。特に日本人にはね)ことです。<br />しかし、それらのコツをつかめば、実は世の中をわたっていくのもそう大変でもなくなるものです。<br />参考となる文献をふたつほど紹介しておきます。一つは<a href="http://www01.u-page.so-net.ne.jp/da2/babahide/master.htm" target="_top">馬場秀和のマスタリング講座</a>そしてもし参考になれば幸いな<a href="http://www.rpgjapan.com/cgi-bin/article.cgi?code=fct003" target="content">GMの勝利条件</a>です。<br />なお、馬場さんの講座には参考になる部分も多いのですが、少々毒が強いので、「ああ、この人もひどいめにあってあってあってこうなったんだなぁ」程度に大目に見てあげてください。</p>
でぶ猫
99年08月11日21時10分