メイン >  卓上RPG考  >  「自由」に遊ぶ 理論篇

xenothさんからトラックバックをいただきました。有難うございます。

今回のご指摘について、どちらについても賛成です。

ヤブヘビというか、「全員がつまらない」という経験は私にもありました。あまりにつまらないと、反省会をしようという気すら起こりません。改善を促すだけの手間を費やすのは、期待する相手に対してだけですからねぇ。つまらないプレイでは反省会などせず、さっさと終わらせたいと思うのも人情というものでしょう。

合意の件は、まさしく仰る通りです。私は、「自由」な遊び方こそ卓上RPGの最も原始的な遊び方である、と考えています。そもそも卓上RPGは、互いに信頼する仲間同士で遊ぶための道具です。合意に必要以上の時間が掛ってしまうほど疎遠な人間関係や、悪意をもって参入する輩などは、そこに想定されていないわけです。これは明らかに、「自由」な遊び方の弱点です。

初対面の相手を信用せず、同様に相手もこちらを信用しないであろう状況下では、「自由」に遊ぶことは困難です。私も強く勧めることはしません。それは重々承知であるからこそ、それ故に必要となり、開発された「ゴールデンルール」に、私は敬意を表します。…開発せざるを得なかった方々への同情と共に。

ただ、仲の良い、気心の知れた仲間同士で遊ぶ時くらいは、「自由」に遊ぶ機会があっても良いだろう、と思うのです。そのような幸せな条件下で、どう遊べばよいのか。より具体的な話を今後は触れていきたいと考えています。卓上RPGを自由に遊ぶ、その実践篇として。

さて、xenothさんとの議論は大変勉強になりました。改めて御礼申し上げますと共に、その成果を僅かなりとも実践篇に反映させることで御恩に報いたいと思います。有難うございました。

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(2007年12月28日 00:37)