Trail of Cthulhuの戦闘と負傷

Trail of Cthulhu(ToC)に特徴的なルール運用の解説。3回目は戦闘と、その結果である負傷の処理について。

戦闘は、用いる攻撃手段によって「格闘戦」「白兵戦」「射撃戦」などの能力による「対抗行動」として判定します。使用する能力の現在値が高い方から先に判定を行い、その難易度は攻撃する相手の「回避値」となります。

判定に成功した場合は、6面体サイコロひとつ(1D6)の出目に武器修正を加えた値のダメージを相手に与えます。武器修正は-2(素手)から+1(刀剣や大型の銃)までが一般的で、連射や射程などによる追加ダメージもあります。

ダメージを受けた場合、その分の「健康度」能力が減少します。健康度は0以下になることもあり、現在値によってキャラクターは次のような効果を受けます。

  1. 健康度が0以下になったら、情報収集能力を「消費」できず、一般行動能力の判定に-1の修正を受ける。
  2. 健康度が-6以下になったら、気絶判定を行う。応急手当を受けるまで、30分毎に健康度が1減っていく。
  3. 健康度が-12以下になったら、死亡する。

減った健康度は、-5までであれば、「応急手当」能力の消費によって回復します。-6以下では回復速度が遅くなり、数日間は行動不能となります。

もちろん健康度は、窒息や落下、火や毒によるダメージでも減少します。その辺の詳細は省略。