Metsys空想 (7) 行為判定その3

(6)のつづき。

GM (ひとつの指輪の魔王)
ひとつ、各参加者は999円用意する。500円玉1枚、100円玉4枚、50円玉1枚、10円玉4枚、5円玉1枚、1円玉4枚。合計15枚だ。
PL1 (古き血の剣士)
ギリギリあった。
PL2 (失われた小人族の狩人)
そんなに小銭ばかり無いよ。
GM
足りない分は、紙に金額を書いても良い。その場合は名前を書いておくように。全員現金なら、混ざってしまっても999円ずつ返せば済むがなぁ。
PL3 (血に飢えた野蛮人)
硬貨じゃマーカーにならんぞ。
GM
ふたつ、硬貨は何枚でもカードの上に置くことができる。すべてをカードの上に置かなくてもよい。置いた金額が、いわば持ち主によるカードの評価額だ。みっつ、置かれた金額よりも高額を出すことでカードを奪い取ることができる。置かれた硬貨は元の持ち主に戻り、出した効果をカードの上に置く。混ざらないように注意。
PL2
あれ、共有は無し?
GM
無し。カードの上の硬貨は、随時移動させてよい。ただし、同時に行われる奪い合いがすべて解決されるまでは、移動できない。
PL2
奪い合いばかりじゃ、殺伐とするなぁ。
GM
一つの物を二人で仲良く持つことなどできぬわ。
PL1
デザインコンセプトが随分違うね。
GM
行為判定その1では「合意による交換」が、その2では「共有または譲渡」が、その3では「評価と奪い合い」がコンセプトだ。どう遊ぶかが変われば、ルールも変わって当然だろう。
PL3
で、今回はどのルールでやるんだ?
GM
皆で意見を交わして決めよう。ゲームデザイナーがひとつのルールを押し付けるなら、それは「律令」だからな。「+2D6」が最高、という信仰もあるがね。
PL2
何かを崇拝すれば、自分の頭で考えなくていいから、楽だよ。
GM
関係ないが、FEAR社製RPGの「特技」は、カードに加工して遊ぶのかと思っていたが、コンベンションとかでは誰もやっていなかった。GMはストーリーを語り、プレイヤーはそれに合わせてデッキで遊ぶ。
PL1
本当に関係ないな。
GM
次回は「シーンカード」のプライベートとコモンについて。忘れてたので。

今回もまとめは省略。(8)につづく。