Metsys空想 (6) 行為判定その2

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(5)のつづき。

GM (ひとつの指輪の魔王)
ちょっと飽きてきたので、その2とその3は簡単に済ませたい。
PL1 (古き血の剣士)
どうぞ。
GM
ひとつ、各参加者は目印となるもの(マーカー)を八つ持つ。色違いのおはじきとか、その目印が誰のものかが分かれば何でも良い。紙に印をつけたものでもよいよ。私はメタルフィギュアを八体使う。
PL3 (血に飢えた野蛮人)
サイコロを八つ。
PL1
チェスの駒。キングもポーンも混ぜて八個。
PL2 (失われた小人族の狩人)
鉛筆を八本。
GM
ふたつ、マーカーは合計二つまでカードの上に置くことができる。一人が二つ置く場合、二人が一つずつ置く場合、一人が一つだけ置く場合、一つも置かれていない場合がありえる。二つ置かれていなければ、誰でも自分のマーカーを置くことができる。
PL2
二人で置く?置くとどうなるの?
GM
みっつ、マーカーを置いたカードはその者の「プライベート」となる。「プライベートアクション」のカードと、後で説明するが「プライベートシーン」のカードに使うわけだ。マーカーは「コモン」とされたカードには置けないこととする。
PL1
マーカーは八つだろ、シーン三枚とアクション五枚だから、一つずつしか置けないじゃないか。
GM
マーカーの無いカードでも「プライベート」たりえるが、誰かにマーカーを置かれて、容易に奪われてしまうかも知れない。何かを守るためには、何かをあきらめなくてはならないのだよ。
PL2
利いた風な口をきくなぁ。
PL1
具体的に、「過ちの剣」の場合はどうなるんだ。蛮人(PL3)に奪われたぞ。
GM
蛮人が剣とどこまで関わっているか、による。ただ持っているだけとするなら、マーカーは置かなければよい。剣と語り合えるほど関わりたいなら、一つ置く。元の持ち主(PL1)は、PL3が一つ置けば一つまで、置かなければ二つ置いても良い。
PL3
俺が決めて良いのか。一つ置くぞ。合意で決めるわけではないのだな。
PL1
こちらも一つ置く。縁を切るつもりはないからな。どちらもマーカーを置かなかったらどうなるんだ。
GM
どちらかがマーカー無しの「プライベート」とするか、あるいはGMがマーカーを置いて、GMのものとするならば、その分の白紙カードを君に渡す。
PL2
指輪でも同じことをやるわけか。きっと小人(PL3)と魔王(GM)とで共有することになりそうだ、イヤだなぁ。
GM
その通り。行為判定その2では「共有」がキーワードとなる。次回は「行為判定その3」。
PL2
さほど簡単になってないな。

今回のまとめは省略。(7)につづく。

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