年末の近況2008

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はや、年末です。前回から40日ほど、サイト更新をサボっていました(^_^;)。仕事が例年以上に忙しかった(と、毎年言っているような...)jことが大きいのですが、それ以外の近況など。

更新はサボりましたが、考察は続けております。というか、一月以上考えることを楽しんでいた次第。それは専ら「自由に遊ぶ まとめ篇」の「自由を語るための用語集」と「管理を語るための用語集」で、それでも何とかまとまりました。どの程度の用語を入れるか、どう並べるか、どう説明するか等々、すぐ終わるだろうと楽観し過ぎていた、と反省してます。

論考を読むとは、他人の考えを読むことですから、大変難しいことです。言葉ひとつの使い方、込める意味すら、人によって変わります。「自由」と「管理」と、私にはその両方をやった経験がありますが、そういう経験の無い方にはさぞ難しい文章となっていることでしょう。それでも理解に努めて下さる諸賢には、心から敬意と感謝を申し上げます。

論考以外では、古代ローマ関係の勉強をしてます。塩野七生『ローマ人の物語』(新潮社)は、文庫本を読み終えて、単行本の14巻に入りました。DVD『ROME』も全22話を鑑賞し終え、感慨深い心地に浸っているところ。もちろん他の文献も漁っております。ざっと挙げると、次の通り。

  • 長谷川岳男&樋脇博敏『古代ローマを知る事典』(東京堂出版)
  • アヌーン&シェード『ローマ人の世界』(「知の再発見」双書、創元社)
  • ベック&シュー『ケルト文明とローマ帝国』(「知の再発見」双書、創元社)
  • ピエール・グリマル『古代ローマの日常生活』(文庫クセジュ)
  • 塚田孝雄『シーザーの晩餐』(朝日文庫)
  • アンドルー・ソルウェー『図解 古代ローマ』(東京書籍)
  • 後藤克典『CG世界遺産 古代ローマ』(双葉社)
  • クリス・スカー『ローマ帝国(地図で読む世界の歴史)』(河出書房新社)

他に、オスプレイ戦史シリーズやら、あと数点。

そういえば、玄兎さんが少し前に「TRPGの教育効果」について書かれていましたが。私などは、「チェーンメールって何じゃい」「エールって何さ」ってだけで本で調べなくてはならなかった世代なので、TRPGに教育効果があるかはともかく、TRPGのせいで勉強させられたのは確かです。そして私はそうする中から、学ぶことの楽しさ、「自分が面白いと思う」ように学ぶ悦びを知りました。そういう効果ならあるかも知れません。...もっとも近年は便利な資料本が出回っているので、そういう苦労も効果も無いのかも。

さて、今日も仕事で、もう少し経ったら再出勤。当面の私はこれまで以上に多忙を極めますが、皆さんは良いお年をお迎えください。明年もよろしくお願いいたします。