スートによるNPC表現

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A.V.O.N.における非プレイヤー用キャラクター(NPC)のデータは多くの場合、一つか二つのスートによって表現されます。各スートがどのような「人物」像を示すかは、「場札の例 : 人物」を参照して下さい。

一つのスートで表現されるのは、「依頼人」や「援助者」といった「傍観者」です。スートは、NPCの職業や性格、雰囲気などを示すもので、行為判定には何ら影響を与えません。このようなNPCには、次の四種類があります。

  • スペードのNPC : 一見して知的な、大学教授や技師など。
  • ハートのNPC : 一見して感性豊かな、芸術家や俳優など。
  • クラブのNPC : 一見して頑強な、スポーツ選手やドライバーなど。
  • ダイアのNPC : 一見して社交的な、商店主や政治家など。

二つのスートで表現されるのは、「邪魔者」や「敵対者」といった「敵」と、「同行者」や「救援者」といった「味方」とです。スートは、二つでNPCの職業や性格、雰囲気などを示し、どちらか一つが行為判定に影響を与えます。このようなNPCには、次の六種類があります。

  • スペードとハートのNPC : 理知的なアロマセラピスト、勘の鋭そうな司書、など。
  • スペードとクラブのNPC : 理知的なパイロット、筋骨逞しい医師、など。
  • スペードとダイアのNPC : 理知的な外交官、人懐っこいジャーナリスト、など。
  • ハートとクラブのNPC : 勘の鋭そうな登山家、筋骨逞しい料理人、など。
  • ハートとダイアのNPC : 勘の鋭そうな教師、魅力的な手品師、など。
  • クラブとダイアのNPC : 筋骨逞しい官僚、社交的なヤクザ、など。

これらのデータ表現は、専らシナリオ上でNPCが果たす機能によって使い分けられますが、ゲームプレイの成り行きによっては必ずしもその限りではありません。例えば「依頼人」をプレイヤーがPCの「同行者」とした場合、そのNPCは一つのスートのまま、「同行者」として扱われるかも知れません。

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