褒めることと自己評価との使い分け

玄兎さんからいただいたトラックバックへのお返事です。長らくお付き合いいただきまして、深謝いたします。

「反省会」関係について、玄兎さんの仰る通り「自己評価を絶対的な物差しとして、向上は自省によってのみ促される」というご理解で結構です。「自分が面白いと思う」ように遊ぶことに「向上」があるか、はともかくとして。

「感想戦」や「褒め合うこと」の長所短所は私も理解しているつもりです。「課題解決」や「物語創作」を目指すゲームプレイであれば、私は過去にこれらを用いてきましたし、今後もこれらを選ぶでしょう。また玄兎さんがなさっているようなオンラインセッションにも適切な選択と思います。ただ、(極端な)「自由に遊ぶ」ゲームプレイには合わない、というだけのことなのです。

幼児相手で喩えるなら、遊んだ後に「面白かった?」と聞いて「面白かった~!」とか「つまんなかった~」とか言わせるのが「自己評価」です。これを素直に言える根源となるのが「自己肯定感」あるいは「自信」です。それ無しに褒めるばかりだと、他人の顔色を伺うばかりになってしまう、というのも、ある心理学書の指摘だったと憶えています。

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