遺産相続を告げる手紙

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このエントリーからプレイ本編に入ります。よろしくお願いします。

この場面はエドガー・カニンガム(thinner)が手紙を受け取ったところから始まります。

2007年2月。マサチューセッツ州アーカムに住む大学生エドガー・カニンガムの元に一通の書状が届きました。差出人はボストンの「GH&W法律事務所」。
この書状は、貴エドガー・カニンガム氏が、故ヴィンセント・カーヴァー氏の資産の一部について法的相続権を有する旨、通知するものであります…。
内容は次の通り。
  • ボストンにあるホーソン貿易株式会社の社主ヴィンセント・カーヴァー氏が、1年前に急逝したこと。
  • エドガー・カニンガムが故カーヴァー氏の数少ない遠縁に当たり、遺産の一部を相続できること。
  • 相続するのはメーン州ポートランド沖の小島とそこに建つ家、ただしその半分であること。
  • 残り半分は、もう一方の相続人ジャネット・ブリスビー女史の一家が相続すること。
  • 島と家に係わる税金は三年先の分まで支払い済みであり、他の法的トラブルもないこと。
  • 遺言により、相続者は全員一緒にその島で一週間滞在しなければならず、さもなくば相続権を失うこと。
  • 滞在する「一週間」は翌週末からの一週間として、ブリスビー家からは既に許諾されていること。
  • 滞在には家族や友人など3人までの同行者が許され、前日までにメーン州ポートランドに集まること。

文末には同事務所所属のカーヴァー氏顧問弁護士ウェイン・テシェック氏のサインがあります。

他のキャラクターがどのような形でシナリオに絡むか、ポートランドへ赴く前に何らかの判定を行うかなどをコメントしてください。なお、この場面には登場せず、ポートランドで合流することも可能です。

各「探索者」には判定ポイント(DP)が100ポイント(100DP)与えられます。判定はプレイヤーからどんどんしていただいて構いません。例えば「○○について調べる。図書館25+25DPで成功度1、内容はお任せ。残り75DP」といった感じで書き込んでください。

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コメント(18)

少し早めに最初の「場面」を立てました。PC作成の参考にもなるかと考えてのことで、この場面での行動を書き込むのは全PCが揃った後で結構です。

# なお、明晩は仕事の都合で書き込めないかも知れません。

では、まずマリク叔父に手紙の写しをそっくり送って、ジャネット・ブリスビー女史の調査を頼みましょう。ポートランドへの同行も一緒に依頼します。マリク叔父なら仕事柄法律も詳しいでしょうから。

次にハイスクール時代に足の治療をしてもらったベットフォード先生にこれまた手紙の写しをそっくり送ります。ポートランドの小島へ行く前にベットフォード先生に挨拶に行くと伝えます。

最後にエドガーはホーソン貿易株式会社とヴィンセント・カーヴァー氏についてミス大学の図書館で調べます。できればカーヴァー氏の死因など。
「図書館35+65DPで成功度2、残り35DP」

>thinnerさん

エドガーが大学図書館でビジネス関係誌や1年前の新聞などを調べた結果、次のようなことが分かりました。
  1. ホーソン貿易株式会社は1803年、ボストン在住の商人ダニエル・ホーソンによって開設された貿易会社である。外国との商取引によって成長し、現在の資産価値はおよそ3500万ドルに達するとされる。
  2. ヴィンセント・カーヴァーはホーソン株式会社の五代目の社主。叔父の四代目社主ジェームズ・ブリスビーから1963年に会社を受け継いだ。1年前、自宅にて心臓発作で急逝したとのこと。

成功度2でしたので、図書館技能に成長チェックを付けておいてください。

エドガーからの手紙を読みます。
私のPCであるウォレン・ベットフォードはカレッジフットボールのファンであり、彼とは怪我の治療以来親しくしています。好き嫌いが激しい人物なのですが、なぜか彼を気に入り、一方的に「私の孫のようだ」とさえ思っております。

ポートランド在住なので、ヴィンセント・カーヴァー氏について知っていることはないかチェックします。知識ロールでよいでしょうか?
「知識99+51DPで成功度3、残り49DP」

都合で三晩書き込めませんでした。処理はまとめてでもできますので、反応が無くてもプレイヤー各位にはどんどん書き込んでいただいて結構です。

>Heisenbergさん

「ヴィンセント・カーヴァー」…ウォレンはその人物について記憶の中を探りました。
  1. ヴィンセント・カーヴァーについては何ら知ることが無い。
  2. メーン州近海には多くの島があり、金持ちが別荘を建てることも珍しくないが、そこに住んでほとんど島から出ない変り者がいると聞いた覚えがある。
  3. 島の所有権者に共通する悩みは飲料水や食料の確保である。購入はポートランドでできるが、運搬は自分の船でしなくてはならない。
またウォレンのオカルトに関する知識は、次のようなことを思い出させました。
  1. 昔、ポートランド沖で猟師が飛行物体を目撃したと言って騒ぎになったことがある。しかしそれは後からデマだと分かった。

後者はオカルト技能が50%なので、「成功度1」で知っていたことにしました。今後いつでも判定ポイントを消費すれば追加情報を得ることもできます。

エドガーのために船を手配しておきます。ついでにヴィンセント・カーヴァーが所有している船について聞いてみます。
「港で信用85+15で成功度3、残り34DP」

>Heisenbergさん
100ですから成功度は2ですね。ふたつともできたこととします。

港の管理人はウォレンに好意的に接してくれました。
  1. どのような小型船舶でも船長付で借りることができます。受け入れ難い命令を聞かせるには判定が必要です。(買うことも資金面では可能ですが、手続きの時間が足りません。)
  2. 「あんた、カーヴァーさんのお知り合いなんかね?」と言いながらも、5隻のクルーザーが停泊していることを教えてくれます。「ほとんど使われておらんよ。金持ちのやることは分からんねぇ」とも。

「信用」技能に経験チェックを入れてください。

 すんません。
 このシーンに参加してもいーんですね(^^ゞ

 先日の作成の段階で述べたように、何処からともなく遺産相続の話を聞きつけたファビオ・デ・フランツァは、図書館で調べ物をしていたエドガーに近付いて、友人になろうとします。フォビオとしては、暇を持て余しており、何か面白い事はないかな、とゆー程度のつもりです。
 基本的に、ファビオは、年齢のわりに、無邪気で、子供っぽい所のある(あるいはそのように見せる事に長けた)男で、誰とでも友達になれます。

 判定は、信用? 言いくるめ? 説得?
 てゆーか、PC間の関係に、判定は必要なのかな?

 ファビオは、ボストンから出て来たばかりですので、ホーソン貿易会社の事も、何か知ってるかも知れません。

 判定は、知識でしょうか?

>ルーラー
 もしくは、フォビオが妊娠させてしまった娘さんを、ホーソン貿易会社の関係とか、ジャネット・ブリスビー(本人は、ちょっとイヤですがw)の周辺人物とかに出来たら、僕としてはちょっと面白いんですが、どーでしょうか?

 エドガーとの会話の中で、遺産相続の話が出て来たら、控えめに、法律的な指摘をしたり、助言をしたりして、最終的には、興味を惹かれたようなフリをして、同行を申し出て見ます。 

>まさとさん
こちらこそ、もっと明確に伝えるべきでした。失礼しました(_ _;)。

さて、フォビアが「たまたま偶然エドガーの手紙の内容を見てしまった(エドガーも気付く)」とするなら、「幸運」(POW×5)で成功度2以上を出してください。あるいは「聞き耳」か「目星」で成功度2以上を出すなら、エドガーに「たまたま偶然」と気付かせずに知ることもできます(エドガーがそれと同じ成功度を出せれば、キャンセルもできます)。後者はあくまでも味付けで、どちらでも構いません。

友人になることには判定は不要です。ただし、もしエドガーに何らかの嘘を信じ込ませたい場合には、その嘘の数だけの成功度を「信用」か「説得」あたりで出してください(エドガーが「心理学」で同じ成功度を出せれば、不自然さに気付けることとします)。互いにどういう印象を持ったかなどはお二人にお任せします。

知識が50以上あってボストン出身ですから、「ホーソン貿易株式会社は堅実で信用のある貿易会社である」ことは知っていることとしましょう。知識で成功度2以上出せば、追加情報を差し上げます。他の技能を利用すると仰っていただければ、その方面からの情報と言うことで対応します。

件の娘さんについては、ホーソン貿易の副社長か重役の娘なら問題ありません。ジャネット・ブリスビーの現住所は実はペンシルベニア州なので。

 いえ、僕も、最初のコメントをちゃんと読めばよかったです(^^ゞ

■フォビオ・デ・フランツァの行動

> 手紙を見る判定
「幸運65+判定ポイント35で、成功度2。残り65」

 エドガーくんが落とした手紙を、偶然(を装ってw)拾うような感じでしょうか?
「おっと。この手紙、君の? あれ? エドガー・カニンガム? 君、フットボールのエースだったよね。先週の試合、見たよ」

(フォビオには、意識的に嘘を吐くつもりはないのだが、職業病で、相手に気に入られようと、虫も殺さないような笑顔で、いい加減な事をよく口走ってしまう。今回の場合、彼自身、フットボールは好きだが、先週の試合なんか見てない。先週に試合があったかどうかすら、分かってないヾ(- -;))

> 嘘を吐く判定
「信用75+判定ポイント0で、成功度1。残り65」

「え? あぁ、試合があったのは、先月だっけ? まぁ、君が素晴らしい選手だって事は、その大きな手を見ればよく分かるよ。偉大な選手にお近付きになれて光栄だ」
(握手を求める)
「おっと、僕は、フォビオ・デ・フランツァ。ここの卒業生だ」

(ちなみに、ここの卒業生、とゆーのは、本当の事ですw)

> 娘さん
 では、副社長の一人娘とゆー事でw

 あー、名前とか決めた方がいーんでしょうか?
 二人は愛し合っていたけど、フォビオには相手を妊娠させてしまった経験なんかなかったし、親父さんが、洒落にならないくらい怖い人だったし、軽いパニックを起こしてしまって、思わず逃げ出してしまった、とゆー辺りが、無難かなヾ(- -;)

「すまない。覗き見をするつもりは無かったが、手紙に、ホーソンの名前が見えたんでね、多少、知っている所でね。何、思い出したくないような類のくだらない話さ」

 一応、こんな感じでw

フォビア(まさとさん)からエドガー(thinnerさん)への働きかけのようなPC間でのやり取りは、今後ともプレイヤー間の書込で進めていただいて構いません。オフラインのようなセリフ毎のやり取りだと時間が掛かりすぎるので、まさとさんのように幾つかの行為やセリフを並べていただき、相手も各々について返す、というのが良いでしょう。

その際の技能(判定)は味付け程度にお使いください。例えばフォビアの信用は成功度1でしたので、口調の軽さとは裏腹に、それなりの信頼感を抱かせるものだったと解釈できます。無論、無視しても構いませんが、活かせれば尚良いかと。

>まさとさん
副社長の娘の件、了解しました。名前は(ファーストネームだけでも)そちらで決めていただいて結構ですし、こちらで決めても良いです。(この設定が活きるかどうかはまだ分かりませんが)

フォビオの言葉は単純に信じて、先方を知っていて法律に詳しいのなら一緒に来て力を貸してほしいと願い出ます。

力を貸してくれるか否かにかかわらず、エドガーはポートランドのベットフォード先生の家へバイクで向かいます。マリク叔父にはベットフォード先生の家で落ち合えるように連絡を入れておきます。フォビオに足がなければ、ベットフォード先生の家の住所を教えて現地で落ち合うようにします。

■フォビオ・デ・フランツァの行動

 力を貸すのは、喜んでw
 その時点で、エドガーには、手紙の内容と、ホーソン貿易株式会社の概要についてお聞きしたいです。

 手紙の事について聞く事が出来れば、法律方面からの妥当性を検討して見ましょうw

> フォビオに足がなければ、
> ベットフォード先生の家の住所を教えて現地で落ち合うようにします。

 技能は、入れてないような気がするので、現地で落ち合うようにしましょう。

まずお詫びから。ファビオ(Fabio)を数回フォビアと書いてしまいました。失礼しました。…フォビア(Phobia)はこれからキャラクターが陥る(かも知れない)やつでしたねぇ(^^;)。

さて、エドガーとファビオは各々ポートランドへ向かったということで宜しいでしょうか。なお、技能が基本値(20%)のままでも自動車を持っていて構いません(特別上手ではないというだけです)。ポートランドへ向かう鉄道は無いようなので、あとは長距離バスくらいでしょうか。

ここで場面を終えた場合の判定ポイントの処理は次の通り。

  • エドガー:35DP→17DP持越、17DP残留
  • ウォレン:34DP→17DP持越、17DP残留
  • ファビオ:65DP→32DP持越、32DP残留
  • (マリク:100DP→50DP持越、50DP残留)

ただしマリク(石頭さん)は未登場なので、いきなり次の場面に登場する場合は50DPの持越ができません。お忙しいようなのでこの場面への登場はまだしばらく待ちますが、エドガーらが出発した後にやってきたこととなります。この辺、よろしくお願いします。

遅れまして申し訳ありません。了解です>後から来る

>石頭さん
エドガーからの連絡で、エドガーとはポートランドで落ち合うこととなりました。ポートランドに行く前にやっておきたいことがあれば「100DP」を利用してください。特に無ければ、「50DP持越、50DP残留」として場面「港町へ」へ進んでください。

■マリク・スパークスの行動

1)「GH&W法律事務所」について調べる

「図書館59+判定ポイント0で、成功度1。残り100」

2)甥から来た手紙を読み手紙の真贋について判定する

「法律32+判定ポイント18で、成功度1。残り82」

3)「ジャネット・ブリスビー女史」について調べる

「図書館59+判定ポイント41で、成功度2。残り41」

でこのまま41を持ち越します。

**

で「遅れちまったなぁ・・・」とぼやきつつ、ふと虫の知ら
せで、懐に拳銃と、「まさかこんなものが居るとは思わんが」
と言いつつショットガンをバッグか何かに詰めて(偽装し
て)、電話秘書に「しばらく留守にする。何か依頼があった
ら折り返し電話する、もしそれが元妻であれば、”奴は
天国にバカンスに出かけた、神様から金を借りるために”
と言っておいてくれ」と伝言し、出かけます。


>石頭さん

マリクが「GH&W法律事務所」について図書館で調べると、十数人の法律家を雇うボストンの事務所で、特に企業に顧問弁護士を派遣することでそれなりの信用を得ていることが分かりました。

甥エドガーから写しを貰った手紙は、その内容こそ風変わりなものではありますが、書式等におかしな点はありません。ちゃんとした法律の知識がある者が著したものと知れます。

「ジャネット・ブリスビー女史」が製薬会社に勤める有能な薬剤師であることが、まず業界紙の記事で確認できました。またペンシルベニアの地方紙に、家族と共に登場しました。会計士と一人息子と共に、いかにも幸せそうな風に写っています。記事の日付から計算して、息子は現在高校生くらいでしょうか。若干の変化はあるにせよ、ブリスビー家の容姿を知ることはできました。

以上で41DPが残りましたので、次の場面には20DPを持ち越すこととなります。

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この記事について

このページは、が2007年2月 6日 20:52に書いた記事です。

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