ゲオマキナのイメージ

ルールシステム上の処理を語る前に、「汽動重機ゲオマキナ」のイメージを、その外観と機能とについて示しておきます。

ゲオマキナの多くは、二足歩行で進む人型巨大ロボットです。二足歩行型巨大ロボットには「銃を構えて走る兵士」のような外観をしたものが多いようですが、ゲオマキナの外観は「四股を踏んで摺足で進む力士」に似ています。ただし、全身を金属鎧で覆い、巨大な盾を構えた「力士」です。

大抵のゲオマキナには、敵対する他のゲオマキナと闘うだけの攻撃能力と防御能力とがあり、離れたところから攻撃できる「砲」も装備されています。相手が敵と分かれば、砲撃をしつつ近づき、遂には盾を接しての近接戦に入る、というのが一般的な戦闘の流れとなるでしょう。

ゲオマキナは、それに乗り組む者たちにとっては、仲間と共に荒野を旅する乗物であり、昼夜を過ごす宿、憩いの場でもあります。それを外から見る人々にとって、また国家にとって、ゲオマキナがどのような存在であるか、は世界設定によって変わります。

以下、BRP式の部位(Hit Location)別に、ゲオマキナの外観と機能とを記します。

頭部(Head)
人間のような頭や首は無い。船の甲板、あるいは城砦の見張り台のような形になっている。
周囲の観測、砲撃や射撃などは、この部位から行なう。戦闘時には最も危険な場所となる。
この部位後部に、何らかの「砲」が設置可能。何を打ち出す「砲」かは、世界設定による。
腕部(Arm);左右
腕部には、巨大な武器や盾が装備されており、関節の動作によって広い範囲に対応できる。
腕部先端には掌と指とに当たる部分があり、物を掴んだり、土木作業を行うこともできる。
胸部(Chest)
胸部には、腕部を動かすための操縦席がある。脚部の操縦席も並んでいる機体も存在する。
戦闘時には、甲板や腹部と隔離される。装甲で覆われ、周囲を広く見渡すことはできない。
背後には燃料槽と貯水槽がある。これらも装甲で守られている。残熱による風呂も可能か。
腹部(Abdomen)
腹部には、全体の動力源である蒸気機関と、(多くの機体で)脚部を動かす操縦席とがある。
戦闘時には、胸部と隔離される。ここも装甲で覆われ、周囲を広く見渡すことはできない。
戦闘中は蒸気機関の熱で、かなりの高温となるため、汗だく間違いなし。背後に煙突あり。
脚部(Leg);左右
脚部は、可動部分を守るための装甲で覆われ、体当たり時のために前方に突き出している。
停止時でも、重心移動を腕部の動きに合せれば、攻撃や防御の効果を強めることができる。

操縦者は、最低四人必要となります。大抵は、「頭部」(甲板)に観測担当が一人、「胸部」に腕部担当が一人、「腹部」には脚部担当と機関担当で二人。砲撃担当などが更に追加されるかも知れません。各部位間の連絡には、伝声菅が使われます。

これらのイメージに合わせて、具体的なデータなどを組み込んでいきます。

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