「汽動重機ゲオマキナ」において、巨大ロボットに用いられるルールシステムを、Basic Roleplaying(BRP)システムに則って示します。今回は、データ表現ルールについて。
巨大ロボット「ゲオマキナ」は、次のようなデータによって表現されます。
- 機関出力
- 機体を動かすための蒸気機関の強さを表す。この値から、ラウンドごとの出力値(STR)を決める。
- 機体強度
- 機体全体の頑丈さと装甲の防御力(AP)を表す。この値から、各部位の耐久力(HP)を算出する。
- 盾強度
- 腕部に装着される盾の強度を表す。この値から、その装甲の防御力(AP)を算出する。
- 武器強度
- 腕部に装着される武器の強度を表す。この値から、その武器のダメージを算出する。
- 大砲強度
- 頭部に装着される大砲の強度を表す。この値から、その射程とダメージを決める。
- 衝角強度
- 脚部に装着される衝角(Ram)の強度を表す。この値から、衝突時のダメージを算出する。
- 蒸気銃数 (オプション)
- 蒸気機関に直結した、気圧式銃の丁数を表す。この値の丁数しか、同ラウンドに射撃できない。
- 機体重量
- 武器や盾も含めた機体全体の重さ(SIZ)を表す。この値から、各種行動に必要な出力を算出する。
また、上記データから算出されるデータとして、次のようなものがあります。(※5/6「制動修正」を追加、5/8 速度名を船舶風に変更)
- 耐久力(HP)
- 頭部の耐久力、右腕部の耐久力、左腕部の耐久力、胸部の耐久力、腹部の耐久力、右脚部の耐久力、左脚部の耐久力
- 必要出力
- 微速移動の必要出力、半速移動の必要出力、原速移動の必要出力、強速移動の必要出力、全速移動の必要出力、武器攻撃の必要出力、盾固定の必要出力、盾防御の必要出力、蒸気砲撃の必要出力(オプション)、蒸気銃撃の必要出力(オプション)
- 制動修正
- 微速移動の制動修正、半速移動の制動修正、原速移動の制動修正、強速移動の制動修正、全速移動の制動修正
- ダメージ修正
- 微速衝突のダメージ修正、半速衝突のダメージ修正、原速衝突のダメージ修正、強速衝突のダメージ修正、全速衝突のダメージ修正、重心移動によるダメージ修正(出力による)
上記データの内、「蒸気銃数」「蒸気砲撃の必要出力」「蒸気銃撃の必要出力」はオプションで、世界設定によって選択されます。また、「大砲」が何を射出し、射程とダメージとをどう決めるかも、世界設定によって変わります。
次回は、上記各データの作成法について示します。